主な虫歯の原因
歯の質や虫歯になるリスクも個人差があります。一般的に乳歯や生えたばかりの永久歯の歯質は未成熟のため、虫歯になりやすいです。
歯垢(プラーク)に付着する細菌(ミュータンス菌)は食べ物に含まれる糖分やタンパク質を分解し、酸を排出します。その結果、歯の成分を溶か虫歯ができます。また、産まれたばかりの赤ちゃんのお口にはミュータンス菌は存在していなく、成長過程で感染する場合が多いと言われています。
糖分の多い間食が増えると、口の中が酸性になり、虫歯になりやすい状態になります。
一般歯科
歯の質や虫歯になるリスクも個人差があります。一般的に乳歯や生えたばかりの永久歯の歯質は未成熟のため、虫歯になりやすいです。
歯垢(プラーク)に付着する細菌(ミュータンス菌)は食べ物に含まれる糖分やタンパク質を分解し、酸を排出します。その結果、歯の成分を溶か虫歯ができます。また、産まれたばかりの赤ちゃんのお口にはミュータンス菌は存在していなく、成長過程で感染する場合が多いと言われています。
糖分の多い間食が増えると、口の中が酸性になり、虫歯になりやすい状態になります。
時間的原因(間食の回数など)、歯並び、唾液の質や量、全身状態など
C1初期の虫歯
歯の表面はとても硬いエナメル質で覆われており、多くの虫歯はまずエナメル質に発生します。
この段階では、削らずに予防処置(口腔内清掃、フッ素塗布など)により、虫歯の進行が止まることもあります。
C2歯の内部まで進行した虫歯
エナメル質の内側には象牙質があります。象牙質は柔らかく、虫歯が進行しやすい組織です。象牙質まで虫歯が進行すると、冷たいものや熱いものを食べたときに痛みが出てくる場合が多いです。
C3神経まで進行した虫歯
象牙質の内側には、神経や血管が密集した歯髄があります。虫歯の進行により、歯髄も細菌感染すると歯髄炎となり強い痛みがでます。
この段階まで進むと歯髄の除去(抜髄)を行う必要があり、治療の時間や回数がかかってきます。
C4歯冠が失われた歯
歯の根(歯根)まで虫歯が進行し、歯冠崩壊した状態を残根といいます。この状態を放置すると、歯根の周囲の組織に細菌感染が広がり、歯根の病気(根尖性歯周炎)になります。激しい痛みが起き、歯茎や顎の周囲が腫れたり、骨の内部に膿がたまることもあります。
このような状態になると、歯の内部の感染した腐敗産物や細菌を除去し、消毒を行う必要があります(感染根管治療)。しかし歯の根の内部(根管)は、細く複雑に曲がっていることもあり、歯の種治療が非常に困難なものもあります。さらには、歯を抜かなくてはいけない場合も少なくありません。
正確な検査
適切な問診、診査(視診や触診など)、エックス線画像検査の基本的検査を行います。
当医院ではさらに、様々な補助的検査方法を組み合わせることで、精度の高い診断を行うことが可能です。
エビデンスに基づいた安全な治療
①MIの理念に基づいた治療
MIとは、Minimal Interventionのことで、歯への侵襲を最小限に抑える治療の考え方です。予防処置を行ったり、歯を削る量も少なくすることで健康な歯質を守ります。
②安全で正確な治療
感染対策はもちろんですが、虫歯治療時にラバーダム防湿や拡大鏡を使用することで高い精度の治療を行うことができます。
痛みやストレスに配慮した治療
痛みや治療内容に対する不安、歯を削る際の音や環境に対する不安などお持ちの方もいらっしゃいます。当医院では不安や痛みに配慮した治療を心がけております。
日本では健康寿命を延ばすために、生涯を通じて自分の歯で好きなものをおいしく食べ、80歳になっても20歯以上の自分の歯を保とうとする「8020運動」が提唱されています。しかし、超高齢社会を迎え、歯を失う原因の1つである歯周病は、国民の3人に2人はかかると言われています。
また、歯周病は全身の健康にも深く関係しています。そのため、歯周治療は全身の健康を管理する点からも重要です。
歯周病は20~30代で静かに始まっており、自覚症状が無く進行しやすいです。そのため、当医院では10代や20代からの歯周病の予防を大切にしております。歯周病になってしまった場合においても早期発見早期治療を行い、お口の健康そして全身の健康を守ります。
こんな症状はありませんか?
以下の症状にあてはまる方は歯周病の可能性が高いです。
軽度
歯ぐきに炎症が起き、歯との間「歯周ポケット」が深くなります。痛みはまだありませんが、ブラッシング時に出血することがあります。
中等度
炎症が進行し、歯周病菌が歯を支える周囲組織を破壊します。歯周ポケットが深くなり、歯が揺れはじめます。
重度
歯を支える骨(歯槽骨)が半分以上破壊されています。
歯周ポケットがかなり深くなり、歯はグラグラに。歯ぐきからは膿が出て口臭も増します。最終的に歯は抜け落ちることもあります。
様々な研究の結果、歯周病は多くの全身疾患に影響を及ぼしている可能性があることがわかってきました。その代表的な病気は、糖尿病、心筋梗塞、動脈硬化症、誤嚥性肺炎などです。
また、早産・低体重児出産のリスクも高くなると言われております。さらに近年では、認知症と歯周病との関係性も注目されています。歯周病はお口の中の病気ですが、血流に乗って歯周病原菌は各臓器や血管に大きな影響を与えます。反対に、全身の病気の影響で歯周病が悪化することもあります。そのため当医院で医科との連携を大切にしております。
歯周病の原因として、細菌因子(歯と歯ぐきの境界をポケットと呼びますが、ポケット周辺や内部の細菌、プラーク)、環境因子(喫煙、ストレス、薬物等)、宿主因子(患者さん自身の体質、全身疾患等)が関係すると考えられています。
この中でも特にプラーク(歯垢)が主な原因になる場合が多いです。プラークとは歯に付着した細菌の塊です。多くの細菌とその産生物を含んでいます。
プラークは、バイオフィルム(排水溝のヌメリのようなもの)の状態で歯に強く付着しており、口をゆすいだりしただけでは取り除けません。また、うがい薬などの薬剤はバイオフィルムの内部まで浸透するのが難しいため、歯間ブラシや歯ブラシで清掃して物理的にプラークを除去することがとても大切になります。
歯周治療は患者さんのお家でのセルフケアがとても重要になります。当医院では歯科医師、歯科衛生士が専門的ケアを行いながらサポートしていきます。また、歯周病は一度治癒しても再発しやすいため「正しい診断」と「適切な治療計画」を大切にしております。
歯周病は様々な原因が重なり合っておこります。そのため、全身状態や生活習慣、歯磨きの習慣など詳しくお聞きします。
歯周ポケット検査、口腔内写真やレントゲン写真を撮影します。セルフケアが確立されなければ、その後の治療効果は十分得られないため、歯ブラシ指導をしっかり行います。
歯石が歯に付着していると、表面がでこぼこしていており歯垢が付きやすいため、取り除きます。
歯ブラシ指導やスケーリング後に再検査を行い、歯周病の改善が認められるか確認します。必要に応じて、歯周ポケットが深い部位などに歯周外科を行います。
治療が終わった後に再検査を行い、病状が安定している場合や治癒した場合はメインテナンスへ移行します。歯科医師の診察と歯科衛生士による専門的なお口のクリーニングを定期的に行います。1~3か月のサイクルでメインテナンスを行います。